■当サイトについて。

【気軽に猫とお茶できる店】 という事で人気の猫カフェ。
日本国内だけでも約200店。
海外でも増加中の猫カフェの情報を集めたサイトです。

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■参考:猫カフェ - Wikipedia
■参考:猫カフェとは (ネコカフェとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

■最新猫カフェ店舗数情報はこちらを御覧ください。

■猫カフェの歴史。

■1998年 世界初の猫カフェ【猫花園】が台湾:台北郊外で開店。

猫カフェ発祥の地は、台湾です。 「他の店とは一味違ったコーヒーショップを作りたい」と考えた店主が、当時飼っていた5匹の子猫をお店に連れてきたことが猫カフェの元祖でした。 営業スタイルは【猫の居る喫茶店】。後に出現する日本式猫カフェと異なり、時間料金制ではありません。 なお、初期の店名は【子猫花園】でしたが、2003年8月に【猫花園】となりました。 この【猫花園】を皮切りに、台湾に猫カフェが少しずつ増えていきます。

■2003年6月 【旅々台北.com】で日本に猫カフェが紹介される。

台湾の隠れた観光スポットとして、猫カフェが日本に紹介されました。その反響は凄まじく、一時期の【猫花園】は日本人観光客だらけとなったほどです。中には猫カフェのためだけに定期的に台湾へ通う剛の者も。 なお、当サイト管理人はこの記事を見た知人に連れられて2003年【猫花園】に来訪。翌2004年に再訪した際、日本にも猫カフェを作る事を決意し、2005年に開店しています。

■2004年03月 日本初の猫カフェ【猫の時間】が大阪府天満で開店。

ペット美容室【ドオリイズ】が、店外から猫を眺める人が多いことから「猫と一緒に居れる店をつくろう」と考えたのが日本の猫カフェのはじまりです。 台湾猫カフェとは異なり、時間料金制を採用。飲食機能を簡素化し、カフェ機能より猫を眺めたり遊んだりする機能を重視するという【日式猫カフェ(台湾では日本式を日式と書く)】の基礎を作りました。 関西テレビの近所に開店したという事もあり、関西メディアで取り上げられて大阪で3店の猫カフェが立て続けに開店しましたが、全国メディアでは取り上げられず、関西ローカルな話題に留まっていました。

■2005年1月1日時点の猫カフェ。

2004年 開店4 閉店0
全国4店舗
■【猫の時間】に触発され、年末に大阪で2店舗が開店。これとは別に奈良で骨董店【寧估庵】が開店。後に猫の居る珈琲専門店となりました。

■2005年06月 関東初の猫カフェ【ねこのみせ】が東京都町田に開店。

猫カフェが全国メディアで取り上げられる契機となったのが、この【ねこのみせ】。全国メディアが集まる首都圏で開店したため、2005年末から全国メディア紹介が加速。2006年春のテレビ露出を契機に、猫カフェの知名度は急上昇します。 この店は大阪猫カフェ群とは別個に出来たもので、台湾の猫カフェ【猫花園】を来訪したオーナーが日本の保健所でも営業許可を貰える猫カフェを模索して作ったものでした。しかしながら時間料金制の導入や飲食より猫を重視するスタイルなど、主な特徴は大阪猫カフェと似通っており、元祖【台湾式】と異なる【日式猫カフェ】を確立する事になりました。 なお、台湾式猫カフェはお客さんが長い時間滞在することにより回転率の悪化から経営に悪影響が出たものの、時間料金制を採らず、最低○○円以上の注文が必要という最低料金制を作る方向で対処しています。 なお、店主は日本初の猫カフェを作るつもりでいたものの、2005年1月に【猫の時間】の存在を知り、【日本初】の称号をつけられなくてガッカリしたというオチがあります。

■2006年1月1日時点の猫カフェ。

2005年 開店4 閉店1
全国7店舗
■大阪で更に2店が開店し、猫カフェの本場は大阪となりつつありました。東京のほかは北海道で1店が開店しています。一方、猫カフェ発祥の地:台湾では10店舗まで増えていました。

■2006年10月 初のブリーダー直営猫カフェ【RIEN】が東京都等々力に開店。

猫の繁殖育成が専門であるブリーダーが、猫カフェに進出した第一号がこの【RIEN】。 本業である猫の販売を補完できる業態として猫カフェは親和性は高そうに見えますが、ブリーダー直営猫カフェはさほど増加していません。 全くの別業態であるブリーダーと猫カフェの兼業は、大変なのかもしれません。

■2007年1月1日時点の猫カフェ。

2006年 開店7 閉店2
全国12店舗
■関東・関西が2店舗増えたほか、広島・名古屋で開店。猫カフェエリアが増えていきます。しかし猫カフェ揺籃の地:台湾では2店舗が閉店するなど、ブームに翳りが見え始めました。日本でも2店舗が閉店し、人気店以外はまだ経営的に安定していません。

■2007年02月 初のフランチャイズタイプの猫カフェ【猫のまほう】が愛知県名古屋で開店。

従来の猫カフェはコアな猫好きを対象に作られた、いわばマニア向けの店。これに対して幅広い一般客を対象としたのが、この【猫のまほう】です。「猫マニアがたむろってそうな濃い雰囲気」を排除し、カップルが映画館などにデートに行く感覚で入る店を志向しました。 料金も、従来の猫カフェが客単価500円〜900円程度と【カフェ】を意識していたものから、客単価1500円前後という【デートスポット】を意識したものにしました。この影響は大きく、猫カフェの料金水準は上昇。猫カフェの経営安定に多大な影響を与えることになります。 また、素早く多店舗展開を図るためフランチャイズ制を採用。積極的な広告宣伝を行ったため、猫カフェの知名度は更に上昇します。 一方で、営利追求と猫にかける費用のバランス取りが難しいという、動物取扱業特有の問題が最初に表面化したのもこの店でした。結局【猫のまほう】はこの問題は解決できず、相次ぐスタッフの離脱、在籍猫の死亡、フランチャイズオーナーの離脱といったトラブルが続き、合計5店舗を手がけたものの、2013年に廃業する事になります。

■2007年03月 東京都吉祥寺で【きゃりこ】開店。

猫カフェブームの火付け役となったのが、この【きゃりこ】です。メディア取材の多い地域:吉祥寺という立地を活かして精力的に活動。テレビ・雑誌など多数のメディアが取り上げました。折しもニコニコ動画で【ねこ鍋】が人気となった事もあり、猫ブーム、そして猫カフェブームに繋がっていきます。 このブームを元に、翌2008年から爆発的に猫カフェが増加します。それまで年間4〜7店舗だったのが、いきなり年間40店舗ペースに。いかにその影響が大きかったかが判るでしょう。

■2007年05月 初の里親募集型保護猫カフェ【猫カフェ】が沖縄県伊佐で開店。

東京で猫カフェが営利事業としての可能性を示し始めた頃、沖縄では非営利目的の猫カフェが開店しました。いわゆる保護猫カフェの登場です。 それまでにも捨て猫を迎え入れた猫カフェはそれまでにもありましたが、保健所から殺処分予定の猫を引き取り、里親を探すのが主目的という猫カフェは初めてでした。 ただ、全国メディアの集まる首都圏での開店ではなかったため、保護猫カフェがメジャーになるのは2010年以降の【NPO法人リトルキャッツ】をはじめとする首都圏団体の活動以降となります。 なお、この店は140猫を殺処分から救った後、店主都合により2012年廃業。店と共に保護猫活動は【猫まるカフェokinawa】が引き継ぎました。 保護猫カフェは猫が加入時点で体力低下していたり病気に罹患しているケースが多く、猫の世話が一般的な猫カフェより大変です。店主やスタッフの消耗が一般的な猫カフェより激しいという事を示す例かもしれません。

■2007年07月 初のペットショップ直営猫カフェ【キャットハウス・豊八】が開店。

ペットショップでは犬猫をケージから出して購入希望者に触らせたりたりしますが、それを常時実施すれば猫カフェに近い業態となります。これを実行に移した最初の店がこの【キャットハウス・豊八】です。 ところが、営利を追求しすぎると崩壊するのはペットショップも猫カフェも同じで、この店は猫の飼育環境などに問題有りと行政から何度も警告を受け、2013年に廃業します。その内情を元店員が告発しているので興味のある方はご一読を。内容は悪質ペットショップや悪質ブリーダーとほぼ同じですが、悪質動物取扱業者を取り締まりきれない現行法の問題が垣間見えます。
【閲覧注意】報道の自由と知る権利メディア: 「猫カフェ元従業員の告白」猫カフェ猫ブリーダー150匹の猫たち − 東大阪

■2007年秋 【ねこ鍋】がブームに。

ニコニコ動画の投稿をNHKが取り上げたのを契機に多数のメディアが紹介。DVDや書籍も出版され、ブームとなりました。折しも猫カフェも同じような流れでブームが来ており、相乗効果で猫カフェにお客さんが殺到。人気店では最高3時間程度の待ち時間が発生しました。

■2008年1月1日時点の猫カフェ。

2007年 開店8 閉店1
全国19店舗
■関東・関西が3店舗増えたほか、名古屋・沖縄が1店ずつ増加。猫カフェ中心地が大阪という時代が終わり、東京に移り始めました。

■2008年春 愛知県名古屋【猫カフェ なーごなーご】の【たわしねこ】がブームに。

【ねこ鍋】同様、ニコニコ動画への投稿からブームになりました。この頃、猫関係の書籍やDVD発売が相次ぎ、猫カフェの認知度が更にアップします。

■2008年05月 東京都秋葉原に【Greedy Cats】(一ヶ月後に閉店。のち【にゃんころ】として再開)が開店。

異業種オーナーが猫カフェ事業に乗り出したケースで、【猫のまほう】と同系統の、一般客を強く意識した店がこの【Greedy Cats(にゃんころ)】です。1時間あたりの料金は1600円と高額なものの、立地の良さと巧みな宣伝戦略で大繁盛しました。 しかし、ここも【猫のまほう】同様、猫の扱いや管理体制が問題となり、2010年の廃業時は猫の行き先を巡って怪しい噂が流れました。有名猫カフェの廃業はこの店が初めてで、【猫カフェの猫は廃業したらどうするのか】という点が問題視されはじめた契機となりました。

■2008年08月 初のネットカフェ内猫カフェ【猫ふれあいCafe POPEYE】がOPEN。

猫カフェと同じ時間料金制のネットカフェ。施設内に猫カフェスペースを作れば集客力がアップするのでは?という事で出来たのがこの店です。全国チェーンのネットカフェ【メディアカフェポパイ】の施設内猫カフェで、このチェーンは他にも2店舗で猫カフェスペースを作り、他にもテーマパークや複合施設が猫カフェを手がけるケースが増えていきます。 しかしシステム的には親和性がいいものの、本業とは無関係の【猫の世話】はスタッフの細やかなケアを必要とするので、人件費をかけないネットカフェとの相性には疑問符が付きます。実際、アルバイト中心の体制でこなしていくのは難しく、猫の健康管理やケアについてネットカフェ系猫カフェの問題が週刊誌で取り上げられた事もあります。 他にも動物愛護法に基づく表記がされていないといった問題や、動物管理の有資格者を常駐させているか疑問といった法令違反疑惑がつきまとうのがこの【施設内猫カフェ】の特徴でもあります。

■2009年1月1日時点の猫カフェ。

2008年 開店46 閉店3
全国62店舗
■前年秋からの猫カフェブームを受けて、爆発的に店舗数が伸びた年。うち63%を関東が占め、猫カフェの本場は完全に東京に移りました。また、韓国で猫カフェが登場。瞬く間に店舗数を増やしています。2008年秋にはリーマン・ショックが発生しましたが、猫カフェ業界には殆ど影響ありませんでした。むしろ、チェーン店形式の【ねこのまほう】や【ねこのみせ(299)】【ねこ・JaLaLa】など体力のある店が2号店を出すなど、積極攻勢に出る動きも加速しています。

■2010年1月1日時点の猫カフェ。

2009年 開店48 閉店5
全国105店舗
■前年を上回る48店舗が開業。全国100店舗突破。リーマン・ショックの影響から閉店が急増する可能性があったものの、順風満帆といった状況でした。もっとも、景気に敏感な首都圏での出店が減少したのを、地方の出店が穴埋めしたという側面もあります。

■2010年03月 NPO法人:犬猫保護団体【リトルキャッツ】と提携した里親募集型猫カフェ【Hako bu neco 甲府昭和店】が山梨県甲府で開店。

ボランティア団体は商業活動を嫌うため、基本的に動物愛護団体と猫カフェは折り合いが悪かったのですが、この風向きが変わったのが【リトルキャッツ】の活動です。複数の猫カフェとパートナー関係を構築。首都圏を中心に保護猫カフェが急増していきます。

■2011年1月1日時点の猫カフェ。

2010年 開店40 閉店16
全国129店舗
■猫カフェブームから3年。流石に勢いが衰え始めます。開店数はダウン。閉店数は前年の3倍となりました。首都圏での開店は急減しましたが、地方での猫カフェ開店が増加して下支えしています。

■2012年1月1日時点の猫カフェ。

2011年 開店37 閉店6
全国160店舗
■東日本大震災が起きた年ですが、数字を見る限りでは影響は殆ど見られません。閉店数はむしろ減少しているほどです。売上の面では大打撃を受けたものの、衝撃が落ち着いた夏以降はその分を取り返す勢いで盛り返したようです。なお、東京ディズニーランドが同様の推移を辿ったようです。

■2012年05月 ヨーロッパ初の猫カフェ【Cafe Neko】がオーストリア:ウィーンにて開店。

猫カフェが欧米で話題となり、日本も猫カフェの本場という事で海外での知名度があがります。観光地付近の猫カフェでは欧米人観光客が急増しました。 この後、ロシア・フランスでも猫カフェができる事になります。 なお、ヨーロッパは動物愛護の点や衛生面から猫カフェ出店のハードルの高いとされています。この店は店主がウィーン市と3年にわたって交渉し、猫は全て動物保護施設から譲り受けて開店しました。

■2012年06月 ロシア初の猫カフェ【Республика кошек/Respublika koshek/猫の共和国】が開店。

■2012年06月 猫カフェに初の公的規制。

元々はペットショップ向けの規制だったのが、いつの間にか猫カフェも規制対象となったのが【深夜(20時以降)の動物展示禁止】というこの規制。「ペットショップで狭いケージに閉じ込められたまま、深夜も眩しい照明に照らされて猫が可哀想」という至極真っ当な理由で提案されたのですが、対象を【動物販売業(ペットショップ)】から【動物展事業(猫カフェ)】に切り替えた背景には、環境省に強い影響力を持つペットショップ業界の思惑が関係しているという意見もあります。同時期に問題となった【薬のネット販売】と同じ構図で、既存業界から新興業界に対するアクションのひとつ、と取ることもできます。なお、【薬のネット販売】では最高裁判決で新興企業側が完全勝利しましたが、最高裁判決ですら無視するようなその後の行政の動きで問題が泥沼化しています。
参考:猫カフェ営業時間規制に関しての意見とペット販売業者の圧力?:みにちゃんねる - ブロマガ
参考:ネコキャバではない。【ねこのみせ】展示時間規制に対する主張みたいなの:まとめ。

■2013年1月1日時点の猫カフェ。

2012年 開店24 閉店8
全国176店舗
■2011年秋口に表面化した猫カフェ規制の件が影響したのか、開店数が急減しています。一方でヨーロッパでの猫カフェ開店により、海外での注目度がアップ。外国人観光客が急増した猫カフェが出てきました。

■2014年1月1日時点の猫カフェ。

2013年 開店36 閉店18
全国194店舗
■開店数が再び増えましたが、閉店数が大幅に増えました。フランス・シンガポール・スペインと海外での猫カフェ開店が相次いでいます。また、保護猫カフェが増加傾向です。

■2015年1月1日時点の猫カフェ。

2014年 開店48 閉店13
全国246店舗
■保護猫カフェが急増。里親募集活動をしている猫カフェも含めると、新規開店の半数近くが何らかの保護活動に関わっています。